ウスタイベの荒波






ウスタイベ岬にて。

ゴールデンウィーク後半だというのに、上空の低気圧に翻弄されたオホーツク沿岸地方は低温に見舞われ海上も荒れていた。
札幌を出発した時は気温15度になろうとしていたが、枝幸町にあるこの岬に着いたときは3度しかなかった。
そして御覧の様な荒波がこの岬の千畳岩を責め立てていた。




オホーツクブルー







オホーツクに沈む夕陽。


積丹ブルーという色については度々耳にしてましたが、オホーツクブルーについては今回の旅で初めて知りました。
ネットで調べてみると、たしかにちゃんとした規定もあるようだ。
そんなこととは知らず、知床を旅している時に空を焦がしながら沈む夕陽とは対照的なオホーツクの海の青さに感動。その感動を写真に封じ込めました。

写真を撮りながら辺りを振り返ると、ドライブ中の家族やカップルが車を停めて見入ってました。

後で知れば、ここはプユニ岬と言って知床八景に選ばれた名所だけあり、なるほど納得のいく眺めだ。ただ駐車スペースが無いのが残念なのと、展望台の前に立ちはだかる木々が多少眺望を妨げている。







積丹ブルー

シャコタンブルー






これが積丹ブルー、だと思ってます。

積丹半島には独特な青い海が広がってます。
この色彩の海を見に来る旅行者も多いそうです。
北海道の日本海側なので暗くて寂しいイメージが強いですが、GW前半は穏やかな青い海が広がってます。

積丹半島西岸の泊村から、雷電海岸、寿都方面を見てますが、
あの向こうに見える雪の山が空と海の青さに融けて、とても印象的でした。






室蘭の絶景








地球岬から東へ向かって、金屏風、トッカリショ岬と奇岩や絶壁が続く。

アイヌ語で『アザラシの岩』という意味のこの場所は、昔はアザラシの生息地だったのか。
それにしても下を覗き込むと足がすくむ。
高さ100メートル前後の切り立った断崖。
その岩の上をクマザサが覆う。

突風にあおられない様に片膝をついて、注意しながら写真を撮る。
そんな突風が海面を吹きつけながら沖へ向かって波紋を広げている。






防風林と十勝幌尻岳

防風林





日高山脈をモノにしようと芽室町のあたりを走っていると、どうしても気になって仕方がない山があった。
まだ雪が残っているから山頂が白く輝いて、懐の広そうなどっしりと構えた風格ある山容だ。

たまたま散歩で通りかかったお母さんに聞いてみたが分からないと言われた。
この辺りは人家からもかなり離れたところで、この人が行ってしまったらもう誰も通らない。
スマホを開いて地図を確認すると十勝幌尻岳とある。

この地域の個性的な景観である防風林を添えての一枚。
山よりも空がメインになってますが、そこはあしからず。。。


もし山名が違っていたら遠慮なくご指摘してください。
撮影場所は下に貼ってあります。







浦河国道から夕暮れ







前回のカモメがいる風景と同じ場所で捉えた日没の瞬間です。
夕陽に照らされて輝いている海面を捨てて、上空の青さを求めてみました。
すぐ上の炎の様な雲が印象的なのと、さらにその上の昼の光を残す青空と二分割される色合いがたまらなく好きです。


浦河国道の三石温泉近くから。
地図の形からいくと、陽の沈む方向に渡島駒ヶ岳が見えるかも、という淡い期待を持ったりしましたが・・・。






波打際の黄昏

junkfoodsky





国道235号にて。
襟裳岬からの帰り道に出会った黄昏の景色。
この国道沿いの海側には至るところに駐車スペースがあるのが便利。


夕陽が水平線上に傾きはじめた。日没までの時間は光と影が作り出す独特の色合いがある。
空に雲があれば、夕陽は雲を炎の様に染め上げて沈む。
そんな時間帯の波打際にカモメが降り立った。
此方を意識してか背中を向けている。
僕は鳥を専門に撮ろうとは思わないが、風景の中に彼らを捉えてみるとなかなか好い風情を感じたりする。








大沼と駒ヶ岳







氷が割れて、いよいよ春到来を待っている。
湖上には小島が点在していて、鳥が集まるにはいい所かもしれない。
この場所も湖上の小島で、島を結ぶ橋が架けられていて散策しながら、
大沼の様々な表情を楽しめるハイキングコースだ。

やはり大沼公園は駒ヶ岳でバエる。





狩勝峠からの展望





狩勝峠から。
標高644mのこの場所は、日高山脈を越えて十勝平野へ抜ける国道38号線の峠道だ。
峠に立つと「新日本八景」 と謳われた素晴らしい大展望が開けている。
そして本州からきた僕には馴染みのない山が目の前に連なっていた。
中央右から東ヌプカウシヌプリと西ヌプカウシヌプリ。
同じような三角形の山容がひときわ目を引く。
そして左へ、カタカナ表記の山名がならぶ。



僕は仕事の都合で、この写真を撮る前日に帯広からこの峠を越えてトマムへ下りた。
その時は物凄い強風と雪で峠全体が揺れ動くほど荒れていた。
だから余計に次の日の土曜日に再度登ってみたくなった。
道路わきに二階建ての展望台がある。
其処に立った時、突き飛ばす勢いの暴風が吹いていた。





湿原の落日





またまた細岡展望台から


陽が落ちるタイミングでの一枚。
眼下の蛇行する流れは釧路川ともう一本の流れ。
もうちょっと湿原らしく、平原に点在する川や沼を画面の中に入れるべきだったかな。
地図で調べてみると無数の流れが其処此処に存在してます。
普段から空ばかり撮ってるので、そこまで気が回らなかったというのが反省点です。

でも、画面を大きくしてみると、其処此処に点在する水面が写り込んでいますね。
いま流行のHDRを使えば眼前の湿原も明るく写せたのかもしれませんね。