大空の架け橋

金屏風 / 北海道室蘭市






9月の連休に撮影。

室蘭の海岸線は風光明媚なところが何か所もある。
その一つがチキウ岬の並びにある金屏風。

太平洋の水平線に向かって、
頭上から雲の架け橋が渡されていた。


ものすごい音を立てて、風だけが渡って行った。








渡島駒ヶ岳 室蘭から

チャラツナイ / 北海道室蘭市






地図にも載ってるチャラツナイ展望台。

しかし木が生い茂っていて、全く何も見えない。
その展望台の駐車場に車を置いて、ちょっと歩くとこんな感じに見える。

室蘭市街からチキウ岬へと向かうこの道からは、
眼下に内浦湾があり、対岸の渡島半島がよく見渡せる。
渡島駒ヶ岳は観光写真で記憶している強烈なイメージがあり、
こちら側に来ると何処の山がそうなのかすぐには分からない。

しかし、対岸の半島で一番目立ったところに見える山が駒ヶ岳だ。











美瑛の木

北海道美瑛町






美瑛には有名な木と丘がいくつもある。
それぞれに存在感があり個性を持った木が、其処彼処の丘の上に立つ。
そして、移りゆく季節の天候がドラマチックな演出を醸成してくれたりする。
そこがこの丘のまちの魅力なのだろう。

前回と同じような写真だが、角度を変えて
更に前進して、隣に並ぶ木々から独立させて撮ったものである。

すると、
ちょっと味わいが変わったりする。







嵐の狭間

北海道石狩市





9月11日、札幌市は異常な降雨量を体験した。
その日の未明に差し掛かるころから雷が鳴り、その音で地面を揺らし続けるほど迫力があった。
市内を流れる大型河川は短時間で溢れるばかりとなり、
山沿いでは土砂災害など緊急事態となった。

3時ぐらいから、緊急事態を伝える携帯電話のエリアメールがガンガン鳴り響く。
明け方過ぎまで20数回も眠りを妨げられたのだった。

ちなみに小生は個人用と会社用の2台の携帯電話を所持しており、
各電話から時間差攻撃を受ける。通算にして50回弱。



天気が荒れる時はメリハリのある雲が流れている。
近年、積乱雲の大きさは異常なほどに大きくなった。

夕方であれば、雲の切れ目を探しながらワクワクしてしまう。
この写真も規模こそ違え、荒天の合間に撮ったものだ。






積丹半島から

神威岬 / 北海道積丹町






土地に不案内なので、そこに見える岬がどこなのかわからないのだが、
地図で調べてみると沼前岬とあった。
日本の秘境リストにも載っている積丹半島西岸。
いずれあそこに見える岬や岩場も撮ると思います。

ところで、紫色の雲の下に見える山々は島牧方面かと思います。
島牧方面は何度か投稿してきました。







厚岸 鯨浜

北太平洋シーサイドライン / 北海道浜中町





断崖の下で昆布漁の船。

狭い入江のように見えたのだが、地形の関係でそう錯覚したのだった。


ここはアヤメガ原から霧多布へ向かうシーサイドラインの途上にあり、
ちょっとした車を停めるスペースもある。
眺めもいいし風も気持ちがいい所だ。


それにしても大きな岩の塊だ。
地殻変動や海水の浸食に伴い、断崖の表面が崩れ落ちたのだろうか。
崖の表面と岩を覆う緑と相まって、とても美しい景観だ。






厚岸湾

アヤメガ原 / 北海道厚岸町





厚岸湾の朝

突然の轟音と共に一斉に漁師船が出動していった。



厚岸から霧多布にかけては湿原と湖沼が入り組んだ丘陵地帯である。
特に海岸線は屈曲に富み、沖合には小島が点在していて美しい自然環境に恵まれている。

厚岸湾の奥には厚岸湖があり、カキの産地としても有名だ。


ところで、
このアヤメガ原はチンベノ鼻の断崖上にある台地で、
その名の通りアヤメが一面に咲く名所らしい。
らしい・・・と言うのは、その有名を聞きつけて行っては見たものの、
咲き終わってしまい全く跡形もない時期だった。








積丹の海 夜を待つ

神威岬 / 北海道積丹町






神威岬つづきで。。。

日没直後のおだやかな海。
夜を待つ漁船。



岬の先端を諦めて早々に撤収した甲斐があり、のんびりと海を眺めながら帰る。
この岬は駐車場からの遊歩道があり、ちょっとしたハイキングコースとなっている。
駐車場には門限のあるゲートがあり、季節によっては日没を観たら、
車まで駆け戻るくらいの健脚が必要だったりする。








積丹半島 神威岬から

神威岬 / 北海道積丹町





岬の一番先端からの眺望。

夕方になると日陰になるのでシルエットだけですが。。。

悔し涙を飲んで、これを証拠写真に撤収。
いい具合に漁師さんの船が画面内に侵入。
この船から神威岩を見上げると、ド迫力なんだろうと思う。








夕映えの神威岩

神威岬 / 北海道積丹町





初めて神威岬に出かけたこともあり、
当然のように岬の先端から神威岩の夕景を撮るはずだった。
しかし、同じことを考える人たちは予想以上に多く、
三脚を立てることすらできず断念。

撤収の道中、夕陽に映える景観を数枚撮りながら、
門限ギリギリにゲートを通過して帰路の途中にここを見つけた。


どんどん夜になっていく。
三脚など立てている間がない。
最初から此処を見つけていれば・・・と思いつつ、
ISO感度を上げて数枚、手持ちで撮る。


沖の漁火で、孤独から解放された神威岩。






美瑛の丘

北海道美瑛町






北海道はお盆が過ぎると夏の終わりを実感できる。
この日の日中で17℃、陽が沈むころになると15℃を下回る。
半袖シャツ一枚で出かけていたが、耐えきれずフリースで身を包む。

風が吹き雲が流れ、いい頃合いを見計らって雲の間から陽光が漏れる。
スポットライトを浴びた丘を瞬時に撮る。
こんな色合いの表情は後にも先にも、この時だけだった。










丘のまち 美瑛

北海道美瑛町





有名な木が、この街にはたくさんある。
日産スカイラインのCMで有名になったケンとメリーの木。
その木とは駐車場を挿んで反対側にある、この丘の木が気になった。
車を停めてから向かう先が他のお客さんたちとは違う。


丘が夕陽で紅く染まる。
対照的な空の色。
斜光線を受けて木にメリハリが出ている。

この丘は何と呼ばれているのだろうか。
そんなことはどうでもいい。
有名な木よりも、この丘の木の方が今は輝いている。