湘南の月









湘南。相模湾沿岸一帯をそう読んでいるが、
かつては相模川以西を表したらしい。

この日は、風が強かったので朝から雲が流れていた。
家でぼんやりしながら流れる雲を見ていると、
どうしたものか、居ても立っても居られない。

昼過ぎに家を出て、週末の都内の半端ない渋滞を抜け、
此処にたどり着いたら、もう陽は箱根の山に沈んでいた。

西湘PAから三浦半島を眺める。









薄暮の中で







たそがれが過ぎて薄暮の時間帯。
本当はもっと暗く、山の稜線が紅く映し出されていた。
それではイマイチ湖面の表情が分からない。
そこで、デジタル処理をして風を受けて表情が豊かにした。
すると本来の薄暮が意味を成さない。
湖面の表情にも紅い空の色を残したまま、
薄暮らしい暗さまで落としてみた。











竹生島に日が沈む








夕焼けの写真は日が沈んでからが勝負と言われるが、
2012年の大晦日は氷のような風が吹き寄せて、
防寒対策を万全にしておきながらも心がひるんでしまった。

一時は雪雑じりの風が吹き寄せて、
水鳥を狙っていたカメラマンが、次々と断念していった。
水門のコンクリート壁の陰に身を寄せながら、
横殴りの氷の様な風に耐えて日が沈むのを待つ。

漸く凪ぎに変わったころには日も沈みイイ塩梅となった。




みずどりの里






湖北みずどりステーションにて



「昨年に比べると、飛来してきてる渡り鳥が少ないような気がする」
京都からお見えになっていた先輩が話してくれた。

夕日の写真の前の空き時間での不慣れな鳥撮影。
かなりイマイチな出来栄えだが、
この金色に輝く時間を見ていると、
心から毒が抜けていくような気がする。









信州伊那のアルプス街道










2013年、明けましておめでとうございます。



今日は岐阜の中津川から、木曽を抜けて伊那へ。
かつては険しい山間を抜ける権兵衛峠がありましたが、
近年トンネルが完成し、利便性が増しました。


そのトンネルを抜けて県道203号へ左折した辺りで撮影。
一番高いのが千丈ヶ岳、左の三角のが甲斐駒ケ岳だったかな。。。


ところで『日本風景街道』というのがあるらしい。
このあたりも、信州伊那のアルプス街道というエリアになってます。
南アルプスと中央アルプスに囲まれた美しい眺望の地域です。