臼井城空壕の桜

 





撮影日:2024年3月4日


千葉県には江戸時代の有名な城として佐倉城があるが、

その周りには戦国期を通して歴史の拠点として活躍した城が幾つか点在している。

その一つとして臼井城を推したい。

この城は上杉謙信の攻撃にも屈する事なく、

太田道灌の攻撃も交わしている。

その昔は印旛沼を取り巻く湿地帯が天然の要害として、

城の防御力を高めていた事だろう。

お城ファンであれば、駐車場に隣接する虎口にかき揚げ土塁、

本丸と二の丸を隔離する空壕とそれらを結ぶ土橋など、

説明がなくとも直ぐに気がつくはずだ。


この桜は二の丸と本丸の間にある空壕にある。

広い空間が特徴的な二の丸、そこの空壕は植樹された桜の木で良い感じに縁取りされている。

おそらく河津桜ではないだろうか、メジロが花を啄んでは散らしている。

この写真は前出の土橋の上から撮っている。





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