桜と磐梯山と猪苗代湖


舟津公園 / 福島県郡山市





ここでの風景への思いは前回の記事に書いた。
会津磐梯山の端麗な容姿も好きな理由の一つだ。





桜の老木と磐梯山

舟津公園 / 福島県郡山市








一昨年のGW、磐梯山と猪苗代湖と桜の写真を撮ろうと出かけたが、
桜が開花しておらず非常に残念な思いをした。
会津市街の桜は散ってしまったのに、蕾のままだったのが不思議でならない。

地元の人に聞くと、この辺りは北海道と同じ時期に桜が開花するとのことだった。
幸いにして札幌に単身赴任しており、時機到来とばかりに、
貯まりに貯まったマイルを使って出かけてみることにした。


仙台空港からレンタカーを使って1時間半。
猪苗代湖南岸の舟津公園というところで、この老木に出会った。
病気だったのか大きな幹を切り落としてある。
しかし、そんな事など構わずに咲いている桜の花が眩しい。

そんな健気な桜花と磐梯山をセットにして、二年越しの思いを写真にした。








菜の花畑

菜の花公園 / 長野県飯山市





菜の花畑に 入日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし


この歌の作詞者である高野辰之は信州中野の出身。
大人になって思うようになったのは、胸を打つこの歌の美しさ。
ゴールデンウィークの帰省に合わせて唱歌「おぼろ月夜」を思い出した。


入日薄れる夕刻に千曲川の畔の菜の花畑に立ってみた。
山の端には霞が無い。
あいにく雲の多い日だった。
時折、雲の合間から陽がこぼれると畑は鮮やかな黄色になる。
そんなタイミングを狙って撮ってみた。

千曲川の対岸には、飯山の市街地が見える。
あえてそこは切り取ってしまい、唱歌の雰囲気を優先させてみた。