室蘭の絶景








地球岬から東へ向かって、金屏風、トッカリショ岬と奇岩や絶壁が続く。

アイヌ語で『アザラシの岩』という意味のこの場所は、昔はアザラシの生息地だったのか。
それにしても下を覗き込むと足がすくむ。
高さ100メートル前後の切り立った断崖。
その岩の上をクマザサが覆う。

突風にあおられない様に片膝をついて、注意しながら写真を撮る。
そんな突風が海面を吹きつけながら沖へ向かって波紋を広げている。






防風林と十勝幌尻岳

防風林





日高山脈をモノにしようと芽室町のあたりを走っていると、どうしても気になって仕方がない山があった。
まだ雪が残っているから山頂が白く輝いて、懐の広そうなどっしりと構えた風格ある山容だ。

たまたま散歩で通りかかったお母さんに聞いてみたが分からないと言われた。
この辺りは人家からもかなり離れたところで、この人が行ってしまったらもう誰も通らない。
スマホを開いて地図を確認すると十勝幌尻岳とある。

この地域の個性的な景観である防風林を添えての一枚。
山よりも空がメインになってますが、そこはあしからず。。。


もし山名が違っていたら遠慮なくご指摘してください。
撮影場所は下に貼ってあります。







浦河国道から夕暮れ







前回のカモメがいる風景と同じ場所で捉えた日没の瞬間です。
夕陽に照らされて輝いている海面を捨てて、上空の青さを求めてみました。
すぐ上の炎の様な雲が印象的なのと、さらにその上の昼の光を残す青空と二分割される色合いがたまらなく好きです。


浦河国道の三石温泉近くから。
地図の形からいくと、陽の沈む方向に渡島駒ヶ岳が見えるかも、という淡い期待を持ったりしましたが・・・。






波打際の黄昏

junkfoodsky





国道235号にて。
襟裳岬からの帰り道に出会った黄昏の景色。
この国道沿いの海側には至るところに駐車スペースがあるのが便利。


夕陽が水平線上に傾きはじめた。日没までの時間は光と影が作り出す独特の色合いがある。
空に雲があれば、夕陽は雲を炎の様に染め上げて沈む。
そんな時間帯の波打際にカモメが降り立った。
此方を意識してか背中を向けている。
僕は鳥を専門に撮ろうとは思わないが、風景の中に彼らを捉えてみるとなかなか好い風情を感じたりする。








大沼と駒ヶ岳







氷が割れて、いよいよ春到来を待っている。
湖上には小島が点在していて、鳥が集まるにはいい所かもしれない。
この場所も湖上の小島で、島を結ぶ橋が架けられていて散策しながら、
大沼の様々な表情を楽しめるハイキングコースだ。

やはり大沼公園は駒ヶ岳でバエる。





狩勝峠からの展望





狩勝峠から。
標高644mのこの場所は、日高山脈を越えて十勝平野へ抜ける国道38号線の峠道だ。
峠に立つと「新日本八景」 と謳われた素晴らしい大展望が開けている。
そして本州からきた僕には馴染みのない山が目の前に連なっていた。
中央右から東ヌプカウシヌプリと西ヌプカウシヌプリ。
同じような三角形の山容がひときわ目を引く。
そして左へ、カタカナ表記の山名がならぶ。



僕は仕事の都合で、この写真を撮る前日に帯広からこの峠を越えてトマムへ下りた。
その時は物凄い強風と雪で峠全体が揺れ動くほど荒れていた。
だから余計に次の日の土曜日に再度登ってみたくなった。
道路わきに二階建ての展望台がある。
其処に立った時、突き飛ばす勢いの暴風が吹いていた。





湿原の落日





またまた細岡展望台から


陽が落ちるタイミングでの一枚。
眼下の蛇行する流れは釧路川ともう一本の流れ。
もうちょっと湿原らしく、平原に点在する川や沼を画面の中に入れるべきだったかな。
地図で調べてみると無数の流れが其処此処に存在してます。
普段から空ばかり撮ってるので、そこまで気が回らなかったというのが反省点です。

でも、画面を大きくしてみると、其処此処に点在する水面が写り込んでいますね。
いま流行のHDRを使えば眼前の湿原も明るく写せたのかもしれませんね。






達古武沼の氷紋






達古武湖(たっこぶこ)とも言うらしい。

釧路市街を抜けて例の展望台へ向かう途中で出会った氷結した湖。
自分の本貫の関東では、なかなか氷結した湖に出会うこともないので、
湖面のこの氷紋が気になり、車を止めて右往左往して撮ってみました。
もうちょっと高い位置から湖上の表情を・・・そこはあしからず。

凍った湖面に雪が降り積もり、解けた雪と風が作り出した紋様だと聞いたことがあります。
春になると凍った湖や沼はこういった表情を作り出すらしい。










細岡展望台から







ここに到着した時には、すでにお天道様は没する寸前でした。
というのも、帯広から150Km弱という距離を軽い気持ちで走り出したのはいいのですが、
高速道路を下りてからの一般道は後悔の連続。
僕は100Kmを1時間で計算するのですが、一般道は制限速度あたりの速さで走るし、
市街地に入れば40Kmまでスピードが落ちるということを考慮しませんでした。
おまけに信号もあるわけで、4時間近くの時間を要して到着したわけです。

まあ、釧路湿原の手前にある氷結した湖が気になり、そこで道草を食ったというのもあるのですが。。。


ところで、釧路湿原。

写真の真中、蛇行した川の向こうに見える台地がキラコタン岬・宮島岬。
湿原に飛び出した台地の先端に、「岬」と言う名前がついているのが特徴。
今回は雲がかかっている、その岬の上に阿寒の山々が見えるらしい。
冷え込んだ朝であれば朝日を浴びた山々が見えるのだろう。






釧路湿原の入日

細岡展望台 / 北海道釧路市





釧路湿原の細岡展望台にて。


札幌単身赴任をするにあたって、自分の趣味を充実させるために、この釧路湿原はターゲットリストの上位にランキングしてました。ここの展望台は、釧路に住む友人に夕陽の綺麗に見える場所と教えていただき、赴任と同時に目を付けていた場所です。

できれば、雪のある白い原野を写真にしたかったのですが、4月2週目ともなると残雪もなく黒く広大な湿原が目の前に広がるのみでした。
雪が無いとはいえ、この時の気温が1度。
体感温度氷点下の風に手先を凍らせながら夢中で撮った中の一枚です。

他にもいいカットがあったので随時ブログで紹介したいと思ってます。






積丹の風

積丹半島





Facebookでつながっている人たちには既に公開した写真。


荒波を運ぶ風に乗って、旋回しながら空高く舞い上がる鳥の姿に感動。
陽の差し込む雲の切れ間を狙ってみたものの、いい角度に鳥が入ってきたときには、
すでに高度が増して小さなシルエットにしかなりませんでした。
苦心した割には自分の思いのようには撮れません。

あ・・・レンズの汚れではありません。



ところで、この手前のモアイみたいな岩には名前があるのかな。。。







雪のオホーツク






能取岬にて。

伝説や名前がついていそうな奇岩。
その下には置き土産の様に流氷の欠片が海岸にへばりついている。

この岬の何処かに行けば、海の向こうに知床連山が見えそうな気がして右往左往してみたが、オホーツクの空は分厚い雲で閉ざされていた。
残念ながら陽がさしていた空から、急に雪が振り出しここでの撮影は断念。

雪が降り出すと、さらに荒涼とした景色となり寂寥感が半端ない。