島牧村蒲原磯

蒲原磯 / 北海道島牧村







ここは有名な釣りスポットらしい。
写真は蒲原平盤という一枚岩で、トンネルわきの空き地に車を停めて海岸へ下りていく二人の釣り人がいた。
折り悪く此処から南の海岸は荒れ模様の様子で、ここだけが辛うじて日が差し込んでいる。
僕が訪れた時は雨が降りそうな空模様で、洋上から潮まみれの風が叩き付けてくる。

そこの岩の一角にカモメが休んでいる。
時折吹き寄せる風に一羽が飛び立ち、そしてまた一羽が宙を舞った。







枝幸の荒波

ウスタイベ岬 / 北海道枝幸町




ウスタイベ岬にて。再び。

五月も残すところ一週間となりましたが、オホーツク沿岸は今晩も雪が降るとラジオが言ってました。
また寒気が流れ込んで、海も荒れているのかと思うと同じ日本とはいえ随分と気候も違うものだと感じるのでした。
なにしろ南の方では、梅雨前線の影響で曇りや雨の地域もある様子ですから。


ところで枝幸町は毛ガニの産地として知られており、漁獲量は日本一を誇っているそうです。
毎年7月の第一日曜日には、この岬で『枝幸かに祭』が開催され、カニ尽くしのイベントが目白押しの様です。









モクレンかコブシか






例によってモクレン咲く山。

前回の投稿でモクレンについて書いた。
しかし、ずうっとモクレンだと思っていた木が、実はコブシだと気づかされたことがある。
家の片隅に毎年花をつけるので、それを見ては桜の時期を予測したりしていた。

都内の植物園に出かけた時のこと。
そこで同じ花に『コブシ』という名札を目撃した。
園内にはモクレンも咲いていたので、見比べてみた。
花の大きさ、花弁の数、咲き方など見極め方があるらしい。

この花も、近くで観ればわかると思うが、ここは私有地なので足は踏み込めない。

だからモクレンだと思って撮ってみたものの、実はコブシかもしれない。
なのでタイトルにもモクレンとコブシを入れてみた。

それにしてもスゴイ勢いで咲いている。
ピンで咲いているのは良く目にするが、集団的に咲いているのは見たことがないと思う。






世界遺産・知床






知床半島の夕暮れ。


シカを目撃した遊歩道から、夕陽の照返しを受けて黄昏色に染まりだした知床連山。
第一湖を目の前にすると羅臼岳があり、知床峠を挟んで南側の山々を見たところ。
羅臼岳山頂付近には分厚い雲が乗り掛かっていて、全く退いてくれそうもない様子だったので絵になりそうな部分だけを写真に。

前日の荒れ模様から打って変わり、穏やかな天候に恵まれたとは言え、陽が水平線上に傾くと、フリースを着ていても本州の体質では対応しきれず、ただただ寒いのみ。







寿都湾の景観

寿都湾 / 北海道寿都町





寿都湾にて。


前回投稿した場所と正反対の場所から。

向こう側に薄ら見える白い山は積丹半島です。
潮が引いた後の海岸。その所々に空を飛んできたのか、波に運ばれてきたのか米俵の様な岩が点在してます。
岩の存在からして不思議な景観ですが、はるか太古の昔この辺りにあった海底火山によるものだそうです。

写真を拡大すると波が立っているのがわかります。






浅間山





1月中旬の浅間山。


小生が育った上田市ではここまではっきり姿は見えないが
何といっても、この山は故郷を代表する山の代表格だ。
このBlogで何回も投稿しているが、それだけ思い入れが深いわけだ。

札幌に赴任してしまうと、そう簡単に会えなくなる年老いた両親に会いに行った帰り道。
高速道路を使って一思いに帰ってしまうこともできたが、
両親と同じように会えなくなると思いえば、やはり寄り道して別れの挨拶をしたいと思ったのだ。





寿都湾の輝き

風の街





寿都湾にて。


ことぶきの都と書いて『すっつ』と読みます。
日本海に面したこの寿都湾は強い風が入るのか、風力発電の風車が目印の様に立ち並んでます。
本当は写真の更に左側に有るのですが、そこは小生の写真へのこだわりでカットしてあります。あしからず。

強風で変形した樹木もあるほどの風の通り道らしく、風の街と言われてます。
この日もいい風が通っているのか、海面の至るところで白い波が立ち、綺麗な海の色がなお一層輝いてました。



かつては鰊の漁で栄えた港ですが、この日は「カキ」の看板が街の中にありました。
4月末、ゴールデンウィークが寿都の牡蠣は旬らしい。
寿牡蠣というブランドで、通常のシーズンと違うタイミングで市場に出ているそうです。






月越原野の芽吹き

周氷河地形







月越原野の光る森。

若葉の萌黄色と新芽の赤さ加減が縞模様に、午後の斜光線が白く木肌を浮かび上がらせて、春の野山から脈打つ活力を感じました。



この時はこの辺りの特徴ある景観については、なんの知識もなかったのですが、
あとで調べてみるとスゴイことが分かりました。
このあたりは周氷河地形といって、地中の水分が凍結と融解を繰り返すことによって形成される地形で、北海道ではここの月越原野と稚内にある宗谷丘陵、そして兵庫県の砥峰高原の一部にしか見られないそうだ。なんでも氷河期に形成されたとかいう貴重な景観らしい。

場所は国道229号(雷電国道)を進み、島牧村本目海岸を道道523号(美川黒松内線)で登って行ったところ。







知床の風景

知床五湖遊歩道
知床五湖展望台 / 北海道斜里町







一湖展望台まで駐車場から高架木道を歩いて行く。
世界遺産の自然を守るために工夫がされた遊歩道である。

展望台にて知床連山を背景にした一湖を撮ろうと粘ってみたが、山の頂には分厚い雲が覆いかぶさっていた。
やがて、海を渡ってくる風も冷たくなり、防寒対策がイマイチなこともあって泣く泣く撤収。
その帰り道に、丘の上から此方の様子をうかがっているエゾシカが見えた。
傍らには草を食む数頭の姿が見える。となると、丘の上の彼奴は群れのリーダーかもしれない。

残念なことに、こんな時にもっと拡大して撮れるレンズを持ち合わせてない。
そこで背景に夕陽で輝くオホーツクの海を入れて、姿をシルエットにしてみた。
世界遺産・知床の景観はなかなか見応えがある。