夕焼けと流氷

斜里にて流氷を見る
以久科原生花園 / 北海道斜里町






先週は彼の地でも30度を超える異常な天候が続いたようです。
たしかその前の週末は、雪がちらつくとか天気予報で言ってました。
物凄い寒暖の差に驚いてしまい、流氷を撮りに行った時のことを思い出して、この写真も投稿します。

夕陽を受けて染まった雲と流氷。
このころは路面がツルツルの氷点下でした。






月越原野から

月越原野 / 北海道島牧村





月越原野から日本海


この日は折り悪く曇り。いや、むしろこれから荒れるという空模様か。
今回は黒松内から此処へ抜けてきた。
緩やかな丘陵を登る峠道。
ちょっとしたスペースに駐車して、山菜採りに山の中に分け入ってる人たちも多い。

月越高原ともいわれる峠付近には発電用の風車が見えたりする。
そこから日本海側へ下れば、こんな景色が見える。


見晴らしのいい場所に立つと、あの向こうの海岸まで人の住む気配のない原野が広がる。

風が足元の草原を揺らして行く。
その中に波打ち際の音も聞こえたりする。





蒲原平盤

蒲原磯 / 北海道島牧村





蒲原平盤を飛ぶカモメ。

何度か投稿した蒲原平盤。
一枚岩の大きさを全容が入る構図で写真にしたのだが、自分の意に副わず平凡な海の写真になりそうだったので、トリミングして岩盤上の縞模様とカモメが目立つようにしました。なのでこの岩場の大きさは、岩の上にいるカモメから推し測っていただければと思うのです。
何回か投稿している理由は、一枚岩の構造物、しかも雄大な自然が作り出した岩盤に畏敬の念を感じるからです。









カワセミのいる風景

源兵衛川 / 静岡県三島市






今日、久しぶりに鳥を専門に撮っている友人と話をして懐かしくなり、この写真を思い出して投稿しました。
ミシマバイカモを撮りに行った折りに出会ったカワセミ。
その友人のカワセミの写真とは雲泥の差ですが・・・。

富士山の湧水が源兵衛川となって三島市をながれていきます。
地元の方々がこの自然を守ろうと非常に努力された川です。
川の中に歩道が整備されていて、ここの自然と向き合うことができ、
飛び石のような足場や橋の下をくぐったりと少年のころの冒険心が蘇ります。
ただ、絶滅危惧種の生息する場所でもあるので、此処を訪れる一人一人が環境への配慮を心掛けてほしい、いつまでも大切にしたい私たちの宝物です。






奇岩ロード長磯海岸

長磯海岸 / 北海道せたな町





道南の日本海側。


函館から日本海側を進み、江差からせたな町に入ると奇岩ロードと呼ばれている長磯海岸があります。
この海岸にはタヌキだとか親子熊、マンモスといった写真のモチーフになりそうな岩が多々あり、そんな由縁の通称が付いているのでしょう。
写真は5月中旬の週末に撮ったものですが、僕が持っているイメージ通りの日本海の日だった。
晴れた穏やかな海の色合いも落ち着いていいものだが、気性の激しい雰囲気もなかなか絵になって楽しい。ついつい写真の数も増えていく。
とはいえこんな表情の時は風と雨が横殴りに叩き付け、轟音とともに足元が波にさらわれそうで怖い。




島牧村蒲原磯

蒲原磯 / 北海道島牧村







ここは有名な釣りスポットらしい。
写真は蒲原平盤という一枚岩で、トンネルわきの空き地に車を停めて海岸へ下りていく二人の釣り人がいた。
折り悪く此処から南の海岸は荒れ模様の様子で、ここだけが辛うじて日が差し込んでいる。
僕が訪れた時は雨が降りそうな空模様で、洋上から潮まみれの風が叩き付けてくる。

そこの岩の一角にカモメが休んでいる。
時折吹き寄せる風に一羽が飛び立ち、そしてまた一羽が宙を舞った。







枝幸の荒波

ウスタイベ岬 / 北海道枝幸町




ウスタイベ岬にて。再び。

五月も残すところ一週間となりましたが、オホーツク沿岸は今晩も雪が降るとラジオが言ってました。
また寒気が流れ込んで、海も荒れているのかと思うと同じ日本とはいえ随分と気候も違うものだと感じるのでした。
なにしろ南の方では、梅雨前線の影響で曇りや雨の地域もある様子ですから。


ところで枝幸町は毛ガニの産地として知られており、漁獲量は日本一を誇っているそうです。
毎年7月の第一日曜日には、この岬で『枝幸かに祭』が開催され、カニ尽くしのイベントが目白押しの様です。









モクレンかコブシか






例によってモクレン咲く山。

前回の投稿でモクレンについて書いた。
しかし、ずうっとモクレンだと思っていた木が、実はコブシだと気づかされたことがある。
家の片隅に毎年花をつけるので、それを見ては桜の時期を予測したりしていた。

都内の植物園に出かけた時のこと。
そこで同じ花に『コブシ』という名札を目撃した。
園内にはモクレンも咲いていたので、見比べてみた。
花の大きさ、花弁の数、咲き方など見極め方があるらしい。

この花も、近くで観ればわかると思うが、ここは私有地なので足は踏み込めない。

だからモクレンだと思って撮ってみたものの、実はコブシかもしれない。
なのでタイトルにもモクレンとコブシを入れてみた。

それにしてもスゴイ勢いで咲いている。
ピンで咲いているのは良く目にするが、集団的に咲いているのは見たことがないと思う。






世界遺産・知床






知床半島の夕暮れ。


シカを目撃した遊歩道から、夕陽の照返しを受けて黄昏色に染まりだした知床連山。
第一湖を目の前にすると羅臼岳があり、知床峠を挟んで南側の山々を見たところ。
羅臼岳山頂付近には分厚い雲が乗り掛かっていて、全く退いてくれそうもない様子だったので絵になりそうな部分だけを写真に。

前日の荒れ模様から打って変わり、穏やかな天候に恵まれたとは言え、陽が水平線上に傾くと、フリースを着ていても本州の体質では対応しきれず、ただただ寒いのみ。