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2023年の北上州の上発知や発地、山妻有に針山などの桜の名所は既に散り終わっていた。
針山の天王桜から下って奥利根ゆけむり街道を右に進むと、
オキノ桜の案内板がすぐ目に入った。
ここの桜はまだ僕の事を待っていてくれた。
駐車場は広くはないが、その脇にジュースの無人販売がある。
湧水の流れを利用して冷えていた。
山国で育った昔、スイカをこうやって冷やして食べた懐かしい記憶が蘇った。
2023年4月22日撮影
太閤秀吉が絶賛した桜の里を一目見ようと、はるばる出向いたのだが折悪く、
花は散り急いで葉桜となった光景を目の当たりにした訳である。
京都市内の遅咲きの桜が満開だった時点で、こうなる事は想定していた。
とは言え、醍醐の花見は秀吉が晩年に催した一大イベントで、
ここでのエピソードと共に歴史ファンの聖地でもある。
実際にはこの桜を見下ろせる高台に秀吉のイベント会場はあったようだ。
秀吉はこの花見の5ヶ月後に没した。
やっぱり五重塔を入れての記念写真だ。
これで満開の桜を心に思い描けるだろう。
2023年4月3日撮影
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白兎海岸 / 鳥取市 |
京都は仁和寺の御室桜。
桜好きなのに京都での桜は今回が初めてだ。
歴史上の人物が市内の各地に桜を愛でる文化を残してくれている。
彼らの活躍があってこそ、我々日本人は桜を鑑賞する習慣を、
先祖代々持つ様になったと勝手に思い込んでいる。
仁和寺の桜は御室桜と言って、京都市内では遅咲きの品種らしい。
運良く満開だった。
樹高も低いから満開の桜ごしに五重塔が映える。
2023年4月2日撮影
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