瀬戸内海の日没シーン

 



2020年8月28日撮影




何年か前に本物の讃岐うどんを食べ歩く目的で訪れたついでに、
屋島展望台に立ち寄って、ここの夕焼けはきっとワクワクするぞと目を付けていた場所だ。

あの日、平家物語の名シーンを辿って見てまわり、現在では住宅地になってしまった「那須与一の扇の的」の地を見てがっかりした。
そもそも屋島という島が今では四国本土の半島の様に地続きになっている事も驚きだった。
この島周辺は安徳天皇の御所があったり平氏の拠点があったりで、歴史好きの大好物の場所を大急ぎで見て回った後に屋島展望台に立った。
その日は暑い夏の日中、まさに多島美を誇る瀬戸内海を観て感動していると、
源平合戦の歴史を案内するガイドさんと出会ってしまった。

お互いが歴史好きという事もあって源平時代より先の古代の話しに遡り、
白村江で大敗北を喫した大和朝廷が築いた屋嶋城(やしまのき)の石垣を案内してもらった。
そのガイドさんから屋島の北嶺からの展望情報を仕入れた。
旅をしていて面白いのは自分にこう言った話の引き出しが多い事から、
ガイドブックでは知り得ない情報を学ばせていただいている。














砂丘の色はひとつじゃない

 



2023年9月28日 撮影



鳥取砂丘の砂は一色では無い。
裸足で歩いてみると蟻地獄の様な崩れ落ちる砂も有れば、
土で塗り固めた様な硬い砂もある事に気がつく。
風紋がつきやすい場所もあれば、全く無表情の場所も有る。
砂の色もまちまちだったりする。なかなか興味深い。

この砂は風が運び去ったりしないのだろうか?
海に落ちて波に消されてしまわないのだろうか?
長い長い年月をかけて存在している砂丘。
砂はどこで生まれているんだ?
自然が作り出す神秘でもある。



砂の紋様は風が通った証だ

 






砂丘の表面には風が作った波の様な紋様がある。

風が吹いている間は少しずつ形を変えて出来上がる。

大人数で歩いた足跡も証拠を隠滅するかの様に掻き消される。

北海道では雪の上の風紋をよく見た。

どちらも地表の表情で風を感じる場所なのだ。



2023年9月28日 撮影


初体験!鳥取砂丘。

 


撮影日 2023年9月28日



テレビで見たりして知ってはいたが、実際にその場に立つと気持ちがグングン上がる。

この場所が砂丘への入り口。

ここからダラダラと降っていき、あの陽の当たっているところで駆け上がる。

いわゆるスリバチ形状になっており、底には湧水が滲み出ている。

駆け上がった先がスリバチの向こう側になる馬の背と言うところだ。


強い海風が運んでくる砂が顔に刺さる。

砂の粒子で目がやられて痒くなる。

そして、胡椒を鼻の前で振り掛けた様にくしゃみがやたらと出た。


途中で靴を脱いで裸足になると大地を感じて心地良くなった。

海まで降りて行ったり、登ったり降りたり、湧水を感じたり、

ただひたすら歩いたが非日常を楽しめた。




赤穂の雲は赤かった







明石に住む友人に聞いて訪れた赤穂の海。

伊和都比売神社がある御崎と言うところ。

この神社は山本五十六、東郷平八郎と連合艦隊司令長官が参拝したところらしい。

その下の小洒落た街並みを抜けるとすぐ海だ。

「朝も夕方も素敵ですよ」と教えてもらった通り最高の夕焼けシーンに出っくわした。

陽が沈んだ後に現れた夕照の雲。

あたりは夜へとシーンが変わる。


2022年9月24日 撮影

妙義神社は枝垂れ桜の里

 





僕がこの神社のファンであることは前回の投稿で書いた。
ちなみにだが僕は母親譲りのキリスト教の信者だ。
自分の信仰ゆえ北海道に布教活動にも行っている。

だから神社についてつらつら書いたりするのは不謹慎な事なのかもしれない。
ただ、僕は自分の国について、先祖や父祖たちが大切にしてきたものを、
大切にしていきたいという気持ちを持ち合わせている。
日本の神社仏閣について知っておかなければ、
自分を再確認することは出来ないとも思っている。

神社は宗教施設なのかもしれないが、神社を知れば我が国の失われた歴史も見えてくると思っている。


撮影日:2022年4月9日

白浜の日の出と海の鳥居

 








下田にある白浜海岸と海の鳥居。
何度も投稿してきているが、ここでの日の出は厳かな雰囲気が好きだ。
鳥居があると言うのは重要なファクターなのかも知れない。

日の出のあたりに御神体がある。
島々から渡ってきた民の首長の拠点がこの神社の前身なのかも知れない。


この海は航海船の往来が多く、どの時間にカメラを向けても船が入る。



妙義神社参道の枝垂れ桜

 






妙義神社の枝垂桜は樹齢200年と言われている。

ソメイヨシノでは追いつけない年齢だ。

この桜がアーチ状に咲いて、その向こうに山門が見えるんだが、

参拝客だらけなので上を見上げて記念写真。


神社の境内の其処彼処に枝垂桜がある。

それぞれに趣があり、いずれも年季ものだと感じられる。

ここは枝垂桜の里なのだ。


妙義の御山はそんじょそこらのお山と違って異様さを誇る容姿で、

山域には奇岩・怪石があり有名な場所でもある。

それゆえか近年パワースポットとして人気だったりする。


世の中にパワースポットという言葉が流布する昔のこと、

僕は仕事の仲間とここへドライブに来たことがある。

新緑香る季節の事、神社の境内に足を踏み入れた途端に霊気を感じた。

身体に電気が走った様にぞくぞくしたことを覚えている。

その経験があって僕は当社のファンである。



撮影日:2022年4月9日

新川千本桜は河津桜の並木道

 





千葉県に担当商圏を持つようになって3年経った。

八千代市から佐倉へ移動する時には、

新川沿いに田畑の中を抜けて印旛沼を経由するルートを愛用している。

2年目の春、このルートを抜けた時、

新川沿いに赤味の濃い桜が咲いるのに気がついた。

この界隈の桜が咲きだす前の事だったので、河津桜だと思った。

次の週のある日カメラを持って現地に着いたら、新川沿いの桜は終わっていた。


今年こそは仕損じてなるものかと3日に一度のペースで見回りし、

ついにタイミングを得て“新川千本桜”を近くで眺めることが出来た。


2023年3月10日 撮影

妙義の桜、大文字を添えて

 





妙義神社は桜の名所だ。


妙義山の山腹に大文字。

あの「大」の字は展望台になっているらしい。

神社の境内から見上げると小さく見える。



2022年4月9日撮影