美瑛の空 Ⅱ

北海道美瑛町






前回に続く。

いまになって思い出せば、どこか有名な丘から、さらに奥に入った所。
そう言ってしまうとかなり広域になってしまう。
有名な丘はこの町にはたくさんあるから。。。


残照を受けて輝く雲を狙ったものだ。


上空に風が出てきて、散らされていく雲。





美瑛の空 Ⅰ

北海道美瑛町






今年8月が人生で初の美瑛。
丘と木ばかりが気になって、このブログにも何回か投稿した。
しかし、それっきりで空のことを忘れていた。

美瑛のどこの丘から狙ったものか思い出せないが、
十勝連峰と小さいが月を撮ったものだ。
残照に染まるベールのような雲と、峰の上の白い雲、
そして夜へと変わる空の色とマッチング。

望遠レンズを駆使して撮るのもいいが、
画角の広い広角レンズで切り取った風景の方が自分には好みだ。




雌阿寒岳と阿寒富士

オンネトー / 北海道足寄町







天候や時間によって五色に変わると言われている沼。
ここにたどり着いたときは、すでに日没になりかけていた。
当然のように、色気のない沼には目もくれず夕陽の照返しを狙った。

美幌峠で雲行きが怪しくなり、
早々に引き揚げてきた日の最終地点。

九月末では紅葉は未だほんの一部に過ぎなかったが、
沼が五色なら、紅葉もきっと映えるに違いない。




霧の釧路湿原

釧路湿原展望台 / 北海道釧路市







朝日が出て間もない頃の釧路湿原。
放射冷却の影響もあり、日の出前から霧に包まれていたはず。


霧を撮りに行っておきながら、なかなか思い通りに撮れなかった日の1枚。
この湿原の朝を撮ろうと、札幌から出向くとなると相当な覚悟が必要になる。












昇り龍

双岳台 / 北海道釧路市






前回の投稿と同じ場所から。

風の流れで山頂に絡まっている雲の様子が変わる。
刻一刻と様相を変える雲を眺めていると、
山頂を踏み台にして、龍が宙空へ昇って行く姿にも見える。







阿寒・双岳台

双岳台 / 北海道釧路市







雄阿寒岳。


弟子屈町から阿寒横断道路を西へ。
国道241号の峠にこの場所がある。
車数台の駐車スペースがあり、そこを双岳台というらしい。
雄阿寒と雌阿寒の双岳を見渡せるということだろう。
しかし、土地に不案内な小生には、目の前が雄阿寒岳だとわかっても、
雌阿寒岳がどれなのか分からない。


美幌峠の曇天より、雲が流れている。
雄阿寒岳にある陽射しを遮りながら。





美幌峠にて

美幌峠 / 北海道弟子屈町






屈斜路湖の和琴半島。


此処へ向かう途中から、俄かに雲行きが怪しくなってきた。
昼前にこんな天気だと、午後は写真どころじゃなくなりそうだ。
待っていたところで、晴れ間が覗きそうもない。

此処からの風景は広角レンズで撮っても、
画像の中に納まりきらないくらいに雄大な景観が広がっている。
しかし今回は曇天。
ヌリカベのように灰色の空が目の前を立ちはだかる。
そのなかのほんの一部にメリハリのある宙があった。


今回はこんなところで妥協しよう。
そう思って、晴れ間を探して移動を開始した。









秋の色・釧路川

釧路川 / 北海道標茶町





湿原の中をゆく釧路川。


すでに河畔の木々は秋が進行している。
その間を滔々と流れていく。

しばらくするとカヌーの船団が下ってきた。

豊かであり、静かな流れの川だった。








コッタロ湿原の見晴

コッタロ湿原展望台 / 北海道標茶町




第1展望台から。


この湿原の展望台は第1から第3まである。
2と3は道の脇にある、ちょっとした広場からの狭い視界になる。


あとはちょっとでも霧が残っていれば、というところだが、
過ぎてしまえば後の祭りだ。

この写真を撮りながら悔んでいたと察していただきたい。




コッタロ湿原

コッタロ湿原展望台 / 北海道標茶町





この日初めてこの展望台に立った。

実のことを言うと、霧を撮りに行ったのはいいのだが、
その霧の濃さと寝不足で頭がボーっとして看板を見落としてしまい、
通過して遥か向こうに行ってしまったのだ。

戻ってこの場に登ってきたときは、朝日も昇り切って、
見失う程の濃い霧も消えていた。
何といってもこの釧路湿原国立公園は広い。
都心がすっぽり収まってしまう、わが国最大の湿原だ。
例えて言うなら、赤羽から品川辺りまで行って戻ってきたくらいか。。。

大袈裟か。


見晴らしは次回の投稿にするとして、
今回は展望台の足元にみえる秋の装いを投稿。