月越原野の芽吹き

周氷河地形







月越原野の光る森。

若葉の萌黄色と新芽の赤さ加減が縞模様に、午後の斜光線が白く木肌を浮かび上がらせて、春の野山から脈打つ活力を感じました。



この時はこの辺りの特徴ある景観については、なんの知識もなかったのですが、
あとで調べてみるとスゴイことが分かりました。
このあたりは周氷河地形といって、地中の水分が凍結と融解を繰り返すことによって形成される地形で、北海道ではここの月越原野と稚内にある宗谷丘陵、そして兵庫県の砥峰高原の一部にしか見られないそうだ。なんでも氷河期に形成されたとかいう貴重な景観らしい。

場所は国道229号(雷電国道)を進み、島牧村本目海岸を道道523号(美川黒松内線)で登って行ったところ。







知床の風景

知床五湖遊歩道
知床五湖展望台 / 北海道斜里町







一湖展望台まで駐車場から高架木道を歩いて行く。
世界遺産の自然を守るために工夫がされた遊歩道である。

展望台にて知床連山を背景にした一湖を撮ろうと粘ってみたが、山の頂には分厚い雲が覆いかぶさっていた。
やがて、海を渡ってくる風も冷たくなり、防寒対策がイマイチなこともあって泣く泣く撤収。
その帰り道に、丘の上から此方の様子をうかがっているエゾシカが見えた。
傍らには草を食む数頭の姿が見える。となると、丘の上の彼奴は群れのリーダーかもしれない。

残念なことに、こんな時にもっと拡大して撮れるレンズを持ち合わせてない。
そこで背景に夕陽で輝くオホーツクの海を入れて、姿をシルエットにしてみた。
世界遺産・知床の景観はなかなか見応えがある。






ウスタイベの荒波






ウスタイベ岬にて。

ゴールデンウィーク後半だというのに、上空の低気圧に翻弄されたオホーツク沿岸地方は低温に見舞われ海上も荒れていた。
札幌を出発した時は気温15度になろうとしていたが、枝幸町にあるこの岬に着いたときは3度しかなかった。
そして御覧の様な荒波がこの岬の千畳岩を責め立てていた。




オホーツクブルー







オホーツクに沈む夕陽。


積丹ブルーという色については度々耳にしてましたが、オホーツクブルーについては今回の旅で初めて知りました。
ネットで調べてみると、たしかにちゃんとした規定もあるようだ。
そんなこととは知らず、知床を旅している時に空を焦がしながら沈む夕陽とは対照的なオホーツクの海の青さに感動。その感動を写真に封じ込めました。

写真を撮りながら辺りを振り返ると、ドライブ中の家族やカップルが車を停めて見入ってました。

後で知れば、ここはプユニ岬と言って知床八景に選ばれた名所だけあり、なるほど納得のいく眺めだ。ただ駐車スペースが無いのが残念なのと、展望台の前に立ちはだかる木々が多少眺望を妨げている。







積丹ブルー

シャコタンブルー






これが積丹ブルー、だと思ってます。

積丹半島には独特な青い海が広がってます。
この色彩の海を見に来る旅行者も多いそうです。
北海道の日本海側なので暗くて寂しいイメージが強いですが、GW前半は穏やかな青い海が広がってます。

積丹半島西岸の泊村から、雷電海岸、寿都方面を見てますが、
あの向こうに見える雪の山が空と海の青さに融けて、とても印象的でした。






室蘭の絶景








地球岬から東へ向かって、金屏風、トッカリショ岬と奇岩や絶壁が続く。

アイヌ語で『アザラシの岩』という意味のこの場所は、昔はアザラシの生息地だったのか。
それにしても下を覗き込むと足がすくむ。
高さ100メートル前後の切り立った断崖。
その岩の上をクマザサが覆う。

突風にあおられない様に片膝をついて、注意しながら写真を撮る。
そんな突風が海面を吹きつけながら沖へ向かって波紋を広げている。






防風林と十勝幌尻岳

防風林





日高山脈をモノにしようと芽室町のあたりを走っていると、どうしても気になって仕方がない山があった。
まだ雪が残っているから山頂が白く輝いて、懐の広そうなどっしりと構えた風格ある山容だ。

たまたま散歩で通りかかったお母さんに聞いてみたが分からないと言われた。
この辺りは人家からもかなり離れたところで、この人が行ってしまったらもう誰も通らない。
スマホを開いて地図を確認すると十勝幌尻岳とある。

この地域の個性的な景観である防風林を添えての一枚。
山よりも空がメインになってますが、そこはあしからず。。。


もし山名が違っていたら遠慮なくご指摘してください。
撮影場所は下に貼ってあります。







浦河国道から夕暮れ







前回のカモメがいる風景と同じ場所で捉えた日没の瞬間です。
夕陽に照らされて輝いている海面を捨てて、上空の青さを求めてみました。
すぐ上の炎の様な雲が印象的なのと、さらにその上の昼の光を残す青空と二分割される色合いがたまらなく好きです。


浦河国道の三石温泉近くから。
地図の形からいくと、陽の沈む方向に渡島駒ヶ岳が見えるかも、という淡い期待を持ったりしましたが・・・。






波打際の黄昏

junkfoodsky





国道235号にて。
襟裳岬からの帰り道に出会った黄昏の景色。
この国道沿いの海側には至るところに駐車スペースがあるのが便利。


夕陽が水平線上に傾きはじめた。日没までの時間は光と影が作り出す独特の色合いがある。
空に雲があれば、夕陽は雲を炎の様に染め上げて沈む。
そんな時間帯の波打際にカモメが降り立った。
此方を意識してか背中を向けている。
僕は鳥を専門に撮ろうとは思わないが、風景の中に彼らを捉えてみるとなかなか好い風情を感じたりする。








大沼と駒ヶ岳







氷が割れて、いよいよ春到来を待っている。
湖上には小島が点在していて、鳥が集まるにはいい所かもしれない。
この場所も湖上の小島で、島を結ぶ橋が架けられていて散策しながら、
大沼の様々な表情を楽しめるハイキングコースだ。

やはり大沼公園は駒ヶ岳でバエる。