アトサヌプリ

 


2015年8月29日撮影





硫黄山は岩だらけで不毛な地表であるため、アイヌ語でアトサヌプリ(裸の山)と呼ばれている。
写真のように噴気孔からは噴煙が出ており、特徴的な硫黄のにおいが充満している。
鮮やかな黄色の噴気孔がとても印象的で観ていて飽きない。
噴き上がる噴煙とともに火山性特有の光景を作り出している。




荒涼野反湖畔

 



撮影日 2020年11月3日


紅葉を探しに野反湖まで行ったんだが、

一部に紅葉はあってもほぼ荒涼とした雰囲気しか残っていなかった。

白樺の縦模様を撮ってるうちに、針葉樹が冷風に耐え勝ち誇っているかの様に腕を広げているように見えて、この雰囲気が好きになってしまった。

冬も良いもんだなと思うのは自然界のこの木が醸し出している良さなんだと思う。

感謝。

野付半島の花畑

 


撮影日 2021年6月30日



野付半島は荒涼とした雰囲気が実に良いところだと思う。

実に最果て感ハンパない所なんだが、砂嘴(砂洲)という特殊な地形が広がり、

初夏には一面に写真の様な花が咲き広がっている。

6月末は初夏だと思うが、この辺りはまだ春なのかもしれない。

東京から持って行った軽装の防寒対策では寒さを凌ぎ切れなかったのを覚えている。


冬の入口

 


2019年11月30日 撮影



冬なので冬らしい景色を1つ。

2024年2月5日、暖冬だと思っていた東京にもドカッと雪が降った。

しかも首都高速閉鎖、東名や中央道などの高速道路も閉鎖された。

雪に慣れてる自分は12月から車にスタッドレスを履かせて待っていた。

いざ降ってみるとスタッドレスの効果を確認するどころか高速道路は閉鎖された。

首都圏の道路網はかくも雪に弱い。脆弱すぎるくらいだ。


北海道での生活を経験しておいて良かった。

その前は金沢。その前は新潟だった。

本社に勤務しても東京の他、神奈川だったり静岡だったりの商圏を担当した。

コロナ以降は千葉県を担当している。

サラリーマン人生で得たスキルは、どんな地域に転勤しても環境順応が早いという事。


写真はとある初冬に北海道を旅した時の千歳市で撮った雪のある写真だ。

北海道の冬は寒いんだが、雪があると暖かく感じる。

そんな不思議な感覚が身についたのもサラリーマン生活あっての賜物だ。


紫陽花の妙法寺

 



2021年6月12日撮影



コロナ禍の全盛期は外出自粛って言われていたから、

土日に出かけても閑散としていて、

自分の様に人の気配の無い写真を撮るにはもってこいだった。

ただ、こういう所でもマスクが必須だったりして、

カメラを覗くとマスクから漏れる鼻息でくもって面倒だった事を思い出す。


紫陽花の季節、杉並区の妙法寺にて。





夕暮れにバエる海の鳥居

 



撮影 2020年12月31日




白浜海岸にある白浜神社。
正式には伊古奈比咩命神社と言う姫神様を祀った神社だ。
社伝によれば2,400年の歴史があるとの事なので、
当社も紀元前から存在している歴史遺産なのだ。
我が国には紀元前から存在している御神域が幾つもある。
神社は宗教施設かもしれないが、
古代においてはその地域の首長が宮殿を営んでいた所かもしれない。
そう思えば閉ざされた古代の人々の足跡に触れる事もできるのではないだろうか。

古代の海洋民族はこの海の向こうの島々から渡ってきた。
この地を経由して三島に辿り着き三島大社となったそうだ。





小國神社の夜もみじ2020




   


2020年12月3日撮影




小國神社の紅葉は先月に2023年バージョンを投稿したが、
今回は2020年バージョンを投稿する。
この写真は三脚無しの手持ちだけで撮影したので、
三脚使用でリベンジするのが今回の動機だった。




2023年の撮影時にはスポットライトが減っている様な気がした。
見比べて見たら確かに違う。
2020年はライトアップに奥行きがある。
これはロシアvsウクライナ戦争の影響で電気代が高騰したからか。
国のエネルギー政策の失敗はこんな所にも影響出るのか。

さて本題に戻るが、撮影場所は同じ橋だ。
手持ち撮影の限界ギリギリで撮影しているから失敗作も多い。
この時なぜ三脚立てずに撮影に挑んだのか。
それは神社仏閣での撮影は三脚禁止だと認識していたからだ。
だからカメラ一つの軽装備で挑んでしまった。
それを反省して再チャレンジをしようと思ったのだが、
結果は上のリンク先で確認して欲しい。










伊夜比古さまの桜

 






弥彦神社は、古くは伊夜比古神社として紀元前より此の地に御鎮座されていたそうだ。


我が国には紀元前より存在していた神社が意外にも多く存在している。

しかし、日本の歴史教育では他国の古い文明については学ぶが、

自国の紀元前から存在していた文明ついては学ぶ機会が無かった。


人生で半世紀を通過し、その終盤にさしかかるのに、

あまりにも自国の事を知らないのは情けないことだと思い、

昨今のパワースポットブームに合わせて神社仏閣を巡り歩くようになった。


神社は宗教施設かもしれないが、失われた古代日本の歴史を知る事もできるのだ。


越後一宮 弥彦神社 ご由緒


2021年4月10日撮影



瀬戸内海の日没シーン

 



2020年8月28日撮影




何年か前に本物の讃岐うどんを食べ歩く目的で訪れたついでに、
屋島展望台に立ち寄って、ここの夕焼けはきっとワクワクするぞと目を付けていた場所だ。

あの日、平家物語の名シーンを辿って見てまわり、現在では住宅地になってしまった「那須与一の扇の的」の地を見てがっかりした。
そもそも屋島という島が今では四国本土の半島の様に地続きになっている事も驚きだった。
この島周辺は安徳天皇の御所があったり平氏の拠点があったりで、歴史好きの大好物の場所を大急ぎで見て回った後に屋島展望台に立った。
その日は暑い夏の日中、まさに多島美を誇る瀬戸内海を観て感動していると、
源平合戦の歴史を案内するガイドさんと出会ってしまった。

お互いが歴史好きという事もあって源平時代より先の古代の話しに遡り、
白村江で大敗北を喫した大和朝廷が築いた屋嶋城(やしまのき)の石垣を案内してもらった。
そのガイドさんから屋島の北嶺からの展望情報を仕入れた。
旅をしていて面白いのは自分にこう言った話の引き出しが多い事から、
ガイドブックでは知り得ない情報を学ばせていただいている。














砂丘の色はひとつじゃない

 



2023年9月28日 撮影



鳥取砂丘の砂は一色では無い。
裸足で歩いてみると蟻地獄の様な崩れ落ちる砂も有れば、
土で塗り固めた様な硬い砂もある事に気がつく。
風紋がつきやすい場所もあれば、全く無表情の場所も有る。
砂の色もまちまちだったりする。なかなか興味深い。

この砂は風が運び去ったりしないのだろうか?
海に落ちて波に消されてしまわないのだろうか?
長い長い年月をかけて存在している砂丘。
砂はどこで生まれているんだ?
自然が作り出す神秘でもある。